トロイダルコアトランスのＨＤＢ－８０を採用した自作電源を出品いたします。製作から１年数か月、どちらかと言えばポータブル派で常にスピーカー駆動はしていないため利用時間は５００時間未満となります。
LEDは±１５ｖと１８ｖ（可変）それぞれの電源回路に製作時のチェック用が主な意図で異常がないことを確認するためのものです。
放電用としての意図はありませんので低消費電力になるように大きめの抵抗でつないでいます。
基板は７０μｍ厚両面基板を使用して自作したもので、ベタパターンの極太配線となっています。
内部配線はMOGAMI２５１５、２５１６、銀メッキ線などオヤイデショップのオーディオ系素材を組み合わせたうえで電流を考慮しつつ太めの構成しています。
内部配線をポリイミドテープや電線用スリーブで保護していますが毛羽立ちが激しくなっている個所もありますがご了承ください。
トランス本体は穴あきアルミ＆銅箔テープを使用して完全シールド処理をしています。
１０枚目の写真の下部に見えている銅の箱の中にトランスを収めており、必要な配線だけを小さな穴から取り出すことでトランスから発生する磁場を抑えています。（どれくらいの効果があるかはわかりません）
背面の赤黒ターミナルはアース用でトランス固定アルミ板と基板の２か所個別に接続してあります。


採用電源ＩＣの都合でプラス電源側はＤＣ＋１５V／１ＡとＤＣ１８Ｖ／３Ａ（可変）が共通です。そのため、トランスの能力はAC９０VA相当ですが、ＤＣ±１５ｖ１Ａ（３０Ｗ程度）と＋ＤＣ１５ｖ（２Ａ）を最大利用として６０Ｗと表記しています。
長期安定動作のためには５～６割程度の消費電力に収まるようなある程度余裕のある駆動をお勧めします。
マイナス電源側はＤＣ－１５V／１Ａのみで２Ａ余っていますので改造の余地はありますがケースがギリギリなのでケースの変更が必要です。
一般的な整流器より電圧降下が少ない、純方向電圧０．４ｖの４０ｖ１０Ａのショットキーバリア整流器（PDS1040L）を採用しています。
コンデンサ容量に関して総コンデンサ容量は７００００μF（７０ｍF）以上は積んでいますが、製作から１年ほど経過しているため詳細は失念しました。
何度もケースを開封することを想定しておらず開けにくいのですべては確認できておりません。
２２ｍFが２つと４．７ｍFが６個で７０ｍF以上としており、実測値ではありません。


各種出力コネクター、配線使用に関して

NJC及びEN3コネクタの配線は画像をご確認ください。
電源ケーブル等を自作される際はテスターで十分に確認の上接続を行ってください。NJCはXLRと見た目が似ていますが、独自仕様で配線していますのでXLRとは違います。

〇フロントパネル仕様
規格：NJC 3PIN [125v/10A] ※ネジロック 接続ケーブル： ＤＣ2.1mm (センタープラス １８ｖ)
ＸＬＲプラグ 1:GND, 2:HOT (+18v), 3:N/C
〇リアパネル仕様 規格：EN3 5PIN [250v/7.5A] ※簡易ネジロック 接続ケーブル１：XLRプラグ 1:GND, 2:HOT (+15v), 3:COLD (-15v)
接続ケーブル２：XLRジャック 1:GND, 2:HOT (+15v), 3:COLD (-15v)


補足事項ＨＤＢ－８０はAC１５ｖ３Aｘ２（９０ＶＡ程度）の仕様です。