オンキョーが 1979年に発売した P-306 からマイナーチェンジを続け、3代目として 1983年に発売された P-306RS です。MCに対応するハイゲインのイコライザーアンプとフラットアンプとによるオンキョー伝統の構成を持っています。Wスーパーサーボを進化させたスーパーサーボ・インテグラル方式が導入され、スピーカーからの音圧による影響も排除しようと試みられました。その方法として「スーパースタビライザー」と名付けられた重量 3kgの構造材が設けられています(下の写真上)。
更に、アンプ回路は保温器(サーマルスタビライザー、下の写真下 参照)で覆われており、アンプ回路毎の品位の高い動作をもたらしています。
パワーアンプとの間を結ぶスーパーサーボ・ケーブルに対応します。


本出展品は、電子機器の技術者がオシロスコープやオーディオアナライザーなどの測定器を傍らに置いて入出力のチェック、及びスイッチやボリュームの機能点検を行い、正常動作を確認しています。劣化したアルミ電解コンデンサを新品交換しました。また、メイン・ボリュームの分解クリーニングを行っています。下の写真に取り外しのコンデンサ、分解のボリュームを示します。その他、内部、外部の接点、コネクターのクリーニングを行っています。更に 48時間のエージングを兼ねたランニング運転を行っています。


音調はオンキョーらしい明快な中高域にサーボ技術による腰のある低音を加えたもので、音楽再生の忠実度は高いと言ってよいのではないでしょうか。特に、同時代のオンキョー製パワーアンプをサーパーサーボ・ケーブルで使って組み合わせたときの冴えは大変魅力です。

ONKYO P-306RS
入力 ：PHONO1(MM/MC)、PHONO2(MM/MC)、CD、TUNER、AUX、TAPE PLAY(x2)
出力 ：OUTPUT1(スーパーサーボ・ケーブル対応)、OUTPUT2、TAPE REC(x2)
外形寸法(W×H×D)／質量：480×100×403mm / 10.5kg
電源 ：AC100V、50Hz/60H
出展内容 ： P-306RS 本体、取扱説明書(英語版)

筐体には複数の小傷はあるものの概ね美品と言ってよいと思われます。天板とメイン・ボリューム・ノブは再塗装してあります。写真をご覧になり、リフレッシュさせた品としてご納得の上で入札してください。なお、"SUPER SERVO"ランプは球切れしていた既設麦球を LEDに置換えたものです(ネット上の多種の画像から青緑が正しそうと判断して配色しました)。

お届け後当初の 1か月は動作保証として、出品者原因の不具合に対して無償で修理致します。特に初期不良に対しては丁寧な対応を心がけております。ユーザー様原因の故障や、1か月を経過した後の使用における故障等の際は、有償にはなりますが、ご連絡いただければ可能な限りサポートさせていただきます。

なお、同時代のオンキョー製パワーアンプと組み合わせて使う場合に、音質的恩恵の大きいスーパーサーボ・ケーブルをぜひ使用していただきたいと考えておりますが、互換ケーブルを設け常時ヤフオクに出品しています。1.5m品はこちら(https://page.auctions..co.jp/jp/auction/j1063360061)、3.0m品はこちら(https://page.auctions..co.jp/jp/auction/m1063350039)となります。

xkcrx ・・・ 上記の画像は フォトアップで掲載しました ・・・