GSX250E用のキャブレターになります。
ゴキ(刀？)やT、Lのワイヤー式チョークのキャブレターです。
ボディーは同じなのでノブを交換することで普通の引きキャブにも出来ます。


キースターの燃調キットにてオーバーホール、合わせてバタフライパッキンも純正部品流用にて交換(バリエルタグリス塗布)し、同調調整済みです。
ダイヤフラムのゴムは弾力があり、穴などもありません。
保護のためKUREのラバープロテクタントを塗布し組み付け。
フロートバルブの

メインジェット117.5番、パイロットジェット17.5番を入れてあります。純正番手です。
パイロットスクリューは1と1/2回転戻し(基準値)にしてあります。

油面はフロート高さ約21.5mmで調整してあります。(基準値21.4±1.0mm)



上記オーバーホール後、使用期間は1ヶ月ほどです。
その後は取り外し屋内にて保管しておりますのでゴム部品等の劣化などもありません。
また、保管期間も現時点で1ヶ月ほどになります。



おまけですがオーバーホールに使用したキースターの燃調キットの余りもお付けします。
メインジェット112、114、121、126、パイロットジェット16、22.5、ジェットニードル太さ違い3本付いてますので今後のセッティングに使えると思います。
メインジェット130番のみ欠品になっています。



使用には問題ありませんが二箇所不具合があります。
一箇所目はフロートバルブホルダーを押さえる金具が欠品しています。
こちらはネジとワッシャーで抑える形にしてあるので大丈夫だと思います。
二箇所目はバタフライパッキン交換時、キャブレター両サイドのキャップを外す際、潰してしまいました。
使用には問題ありませんが気になる方はまだ部品入手出来ますので交換してください。
不具合箇所は写真に収めてありますのでご確認ください。

その他不具合はありませんが念のためノークレーム、ノーリターンでお願いします。




オーバーホール後はバタフライパッキンなどからの二次エアも無くとても調子のいいキャブになっていました。
250系のキャブは長年ノーメンテでグズグズになっているものが多く、過去にジェット類は交換されていてもバタフライパッキンまで交換されているキャブは少なく、ほとんどの個体がそこからの二次エアにより不具合が出ているパターンが多いです。
アイドリングが安定しない、5.6千回転での息継ぎ感、エンブレ時のアフターファイヤーなどなど。
私自身こちらの車両を入手した際、上記の様な不具合に悩まされ、試行錯誤しながらここまでオーバーホールをしてようやく完調を取り戻すことができました。

ご自身でオーバーホール出来ない方や予備で欲しい方、是非こちらのキャブを使ってください。